以前にご紹介したグループワークについてですが、ひとまず発表を終えることができました。
発表は2グループが行い、下記の通り、模造紙1枚で内容を説明して頂きました。
<1つ目のグループ>
1つ目のグループは、グループのメンバー1人1人が自分に必要と思われることについて調べ、それを合わせる形で発表していました。
1つ目のグループは、グループのメンバー1人1人が自分に必要と思われることについて調べ、それを合わせる形で発表していました。
その結果、質疑応答の時間では、「グループとして何を訴えたいのかが曖昧」という意見がありました。
確かに、グループでの発表という点においては、そのような意見が出ても仕方ないように思います。
しかし、その分、自分に必要な課題については深く調べることができたのではないかと思います。
実際に、この発表を行ったメンバーの多くが、グループワークで調べた内容を復職や復帰に活かそうと努力されています。
また、今回のグループワークでは、”利用者自身が自分の課題を解決しようというモチベーションを高めること”を重要な目的としていたため、その観点で言えば、十分にこのグループはグループワークの目標を達成できたのではないかと思います。
引き続き、スタッフとしても、発表された内容がその方の復帰に活かされるように関わっていきたいと考えています。
<2つ目のグループ>
2つ目のグループは、まず、1人1人が休職の原因を分析したのち、復職に向けて自分たちはどのようなサポートを必要としているのか?また、復職後、再発を防ぐためにどのようなサポート機関があるのかを発表していました。
1人1人の休職原因について、グループで共有したことで、休職原因といっても1人1人に違いがあり、従って、1人1人が復帰に向けた努力を個人として行うことの必要性を感じていただけたのではないかと思います。
また、サポート機関を調べて頂いたこともとても良かったと思います。
当然のことですが、リワークデイケアを卒業され、復帰されると、今まで通りにデイケアに来ることができなくなります。
そのため、デイケアの代わりに利用できるサポート機関について知っておくことは重要と考えられます。
(余談ですが、復帰する上では、リワークデイケアというサポート資源を失うことに耐えることも必要となります)
さらに、このグループは、復職に向けて自分たちに必要なサポートを発表の場を利用して、スタッフに提案していました。
当院のデイケアは、スタッフと利用者で協力して運営していきたいと考えており、このような提案はとても望ましいと考えています。
スタッフとしては、利用者さんが気兼ねなく提案をできる環境を作りたいと思っています。
<まとめ>
今回のグループワークは、初めての試みであり、反省点も多くあります。
反省点は、しっかりと今後のプログラムで活かしていきたいと思います。
このようにPDCAサイクルをどんどん回し、よりよいリワークデイケアを目指していきます。
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