2017年5月13日土曜日

仕事にも必要な右脳活動

この投稿をご覧になられている皆さんの中には、脳に関する言葉で「右脳」「左脳」という言葉を聞いたことがある方も多くいると思います。
脳は、前頭葉、後頭葉など様々な部分があり、それらの部分が異なる機能を担っているという説を「脳機能局在論」と言います。

この説と関連して、始めに紹介した「右脳」「左脳」という言葉が広く一般に知られています。
右脳は主に、
・空間認知力
・芸術的な創造性
・直感
などを担当しているとされます。
一方、左脳は主に、
・論理的思考
・分析力
・言語力
などを担当しているとされます。

この右脳、左脳に関する説を科学的に疑問視する考えもありますが、この右脳・左脳論の観点から働くということを考えてみると、
現在のビジネスパーソンは、仕事における時間とエネルギーの大半を正確さと速さを競う左脳活動に使っていて、
人間関係や相互尊重、協働といった右脳活動は疎かになりがちと言われています。

具体例を挙げてみると、
・メールでは、情報を正確に伝えること、認識の齟齬を防ぐことが最重要で、多少ぶっきらぼうなメールが当たり前
・報告資料、メールでは、誤字脱字はないか、数字は適切かなど誤りがないことが当然
・進捗管理、タスク管理が厳密で、ほどほどの速さが必要(早く作業を終えると、新しい作業を振られるため)
・(SEに限って言えば)アルファベット1文字間違える、半角スペースと全角スペースを間違えるだけで、プログラムが動かなくなる
っと、確かに左脳作業がほとんどかもしれません。

皆さんの職場では、どうですか?

しかし、だからといって、右脳活動が仕事において不要なのではなく、右脳活動によって温かく、協力的な職場環境となり、メンタルヘルスの面で有益と考えられます。
また、協力的な職場環境となることで、集団による相乗効果によって、より創造的なアイディアが生まれるかもしれません。
このように、仕事場面では右脳活動も必要と言えます。

キウイでも行っているアサーション(自分にも相手にも優しい自己主張)は、協力的な職場環境を築く上でも、右脳を活性化する上でも有効なのではないかっと思います。


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