2020年4月24日金曜日

2020年5月のキウイ活動予定


皆様、こんにちは。

もうすぐ4月も終わりですね。
4月は、メンバーさんが自発的にのびのびとアナログゲームを楽しまれていたり、自宅で絵を描くことを始められたり、たくさん本を読まれたりと、メンバーさんが生活の中で様々な工夫をされていることが印象に残りました。
今は、何かと自粛や制限のある生活を求められています。
しかし、だからこそ、その制限の中でも工夫をしていくことが大切なのかなっと思いました。

5月もスタッフとメンバーさんが協力しながら、様々な工夫をして日々を過ごせていきたいなって思います。
そんなキウイの5月のプログラムを紹介します。



大変な状況が続きますが、しっかりとご自身をケアしながらお過ごしください。

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2020年4月23日木曜日

『感染症対策状況下での生活の工夫』についてプログラムを行いました


新型コロナウイルスの感染が拡大したことで、私たちの生活は様変わりしました。
学校は休校となり、お店は休業となり、テレワークを導入する企業が多くなりました。
また、今まででは考えられなかった品物が品薄になったり、ニュースや新聞は新型コロナウイルスでいっぱいだったりしています。
そして何より、自粛を求められ、私たち1人1人が制限の中で生活をしています。

当然、キウイでも新型コロナウイルスの影響が出ています。
感染症対策を講じながらキウイを運営していることはもちろん、キウイ中の話題(ストレスを感じた出来事)でも新型コロナウイルスが出てくることが多くなりました。
キウイはリワークデイケアではありますが、復職を目指していくためには、日常生活での体調・気分の安定が不可欠です。
そのため、キウイでは感染症対策状況下での生活の工夫について心理教育を行いました。
その内容を今回は、少し紹介します。

まず、現在のような感染症に対処している状況下では、次のような感情を抱きます。

①恐怖と不安
②憂鬱や孤独
③怒りやイライラ


しかし、急激な変化であればあるほど、私たちはその変化に対応することで頭がいっぱいで、自分に生じている感情に気づけないかもしれません。
気づいたとしても、「そのような感情になるのは良くない」と思い、その感情を押しつぶそうとするかもしれません。
しかし、大切なのは、押しつぶすのではなく、その感情を抱くことは自然なことだと受け入れることです。

もし受け入れることができない場合、そのやり場のない感情は、「見える」特定の敵を作り出し、その敵を遠ざけようとします。
それは、つまり差別偏見です。
差別や偏見は、誰しもがされたくないものです。
そのため、差別や偏見が蔓延すると、それを恐れるあまり症状をなかなか打ち明けられなくなる方が多くなります。
これでは、感染症の収束はより困難なものとなります。

以上のことから、現在の状況下で過ごしていく際のポイントは、①自分の感情をしっかりと受け入れた上で、和らげ②不当な差別や誹謗中傷をしないことです。

具体的には、次のような工夫があります。
①日々、自分の心身の状態を落ち着いてチェックする
②出来る限り、普段通りの睡眠や生活リズムを維持する
③楽しくリラックスできる活動(ヨガやストレッチ)を生活に入れる。心地良い環境をつくる。
④積極的な活動(筋トレや勉強)の時間を作る
⑤家族や友人とのつながりを維持することに努める……オンライン飲み会、電話、ビデオ通話など
⑥苦しい状況を受け容れつつ、ポジティブ感情(感謝、喜び、安心、思いやり、希望)も感じられるようにする
⑦新型コロナウイルスに関する情報やニュースをずっと読み続けることはやめる
⑧社会的影響力のある人の適切な情報は広げていく
……適切な情報は判断がなかなか難しいですが、批判をしておらず、多様な価値観を尊重し、協力を呼び掛けているものです
⑨感染経験者の声に耳を傾け、広げていく
⑩医療や介護、公共交通機関、スーパーなど日常生活を支えている人をねぎらい、敬意を払う

ポイントや工夫は、以上です。

大変な状況続きますが、自分をいたわりながらお過ごしください。

【参考】
・日本心理学会 もしも「距離を保つ」ことを求められたなら:あなた自身の安全のために(Keeping Your Distance to Stay Safe)
・日本赤十字社 感染症流行期にこころの健康を保つために~隔離や自宅待機により行動が制限されている方々へ~.pdf http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html
・日本赤十字社 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~
・日本心理学会 新型コロナウイルス(COVID-19)に関わる偏見や差別に立ち向かう(Combating bias and stigma related to COVID-19)

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2020年4月9日木曜日

新型コロナウイルスの3つの顔

新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に猛威を振るっており、ニュースや新聞はその話題で溢れています。
海外の病院の様子を見たりや医療従事者の声を聞いたりすると、どうしても不安や恐怖を感じてしまいます。

そして、日本でも学校が休校になったり、在宅勤務が広がったり、イベントが中止になったり、様々な自粛を求められたりしています。
このような状況下では、当然、心も大きな影響を受けます。
皆さんには、その影響を知り、心身の安定を図ってほしいと願っています。
その上で、役立ちそうな情報をご紹介していきたいと思います。

今回、紹介したい情報は、「日本赤十字社 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」(http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
です。

この記事では、新型コロナウイルスのもつ3つの感染症が分かりやすく紹介されています。
1つ目の感染症である「病気」自体を防ぐことには、情報もたくさんあり、注意が行きがちです。
しかし、第2の感染症「不安」やその結果として生じる第3の感染症には「差別」は、なかなか気づきにくく、そのままにされがちです。
新型コロナウイルスの情報をずーっと追っている状態は、「不安」が高まっている状態と言えます。

ぜひ、新型コロナウイルスのもつ3つの感染症に、上手に対処していってほしいと思います。

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2020年4月1日水曜日

「他者と距離を取る」生活による影響と工夫


新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に猛威を振るっており、ニュースや新聞はその話題で溢れています。
海外の病院の様子を見たりや医療従事者の声を聞いたりすると、どうしても不安や恐怖を感じてしまいます。

そして、日本でも学校が休校になったり、在宅勤務が広がったり、イベントが中止になったり、様々な自粛を求められたりしています。
このような状況下では、当然、心も大きな影響を受けます。
皆さんには、その影響を知り、心身の安定を図ってほしいと願っています。
その上で、役立ちそうな情報をご紹介していきたいと思います。

今回、紹介したい情報は、「公益社団法人 日本心理学会 もしも「距離を保つ」ことを求められたなら:あなた自身の安全のために(Keeping Your Distance to Stay Safe)」(https://psych.or.jp/about/Keeping_Your_Distance_to_Stay_Safe_jp/)です。

このネット記事では、家に留まったり、自粛したりといった「他者と距離を取る」生活によって起こることとその対処が紹介されています。
大きな環境の変化により、普段通りの生活ができなくなってしまうと、様々な感情を抱きます。
しかし、環境への変化に対応することに夢中になってしまい、自分の状態や感情に注意が向かなくなってしまいがちです。
また、みんなが同じ環境下にあるので、その感情を感じるのはおかしいと思い、感情を抑えてしまうかもしれません。
そうなってしまうと、結果として心身の調子を崩してしまいます。
だからこそ、この記事に紹介されているような起こることを理解し、注意深く対処していくことが大切です。

対処していく上では、日常生活を出来る限り安定させることが必要です。
ぜひ、この記事の内容を参考にしたり、皆さんにとって信頼できる人と相談したりしながら、皆さんなりの工夫をして過ごしていってください。

その他、「日本赤十字社 『感染症流行期にこころの健康を保つために』シリーズ」(http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html)も参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
このサイトでは、①「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々」、②「隔離や自宅待機されている方の周りにいる方々」、③「高齢者や基礎疾患のある方・ご家族の方」それぞれのパターンに沿って役立つヒントが紹介されています。

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プレゼンプログラム『キウイで行うレクリエーションの企画(2020年3月)』

プレゼンプログラムを行ったので、その様子をご紹介します。
テーマは、「キウイで行うレクリエーションの企画」でした。

2チーム作り、それぞれレクリエーションを考えてもらいました。

ねずみ取りチーム 「四目並べゲーム」



模造紙を上手に使い、とても分かりやすく資料が作られていました。
特に、図が分かりやすく、それだけでどんなゲームか想像しやすいと感じました。
キウイで行うレクリエーションは、1回で終わらず、何回か行います。
何回か行う中で、どんどん改善していくことが特徴です。
このレクリエーションは、いろいろな改善可能性を秘めているように感じました。

wチーム「お絵描きリレー」



チームで一つの絵を完成させるレクリエーションでした。
このレクリエーションのプレゼンでは、デモンストレーションを皆で行いました。
スタッフの心境としては、内心、「絵を描くのは恥ずかしいなあ」っと思っていましたが、いざ、勇気をもって描いてみるとたくさん笑うことができてとても楽しかったです。

これらのレクリエーションの中から、もしかしたら、実際にキウイのプログラムで行うものがあるかもしれません。
そう考えると、それはそれでとても楽しみです。

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