2020年4月1日水曜日

「他者と距離を取る」生活による影響と工夫


新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的に猛威を振るっており、ニュースや新聞はその話題で溢れています。
海外の病院の様子を見たりや医療従事者の声を聞いたりすると、どうしても不安や恐怖を感じてしまいます。

そして、日本でも学校が休校になったり、在宅勤務が広がったり、イベントが中止になったり、様々な自粛を求められたりしています。
このような状況下では、当然、心も大きな影響を受けます。
皆さんには、その影響を知り、心身の安定を図ってほしいと願っています。
その上で、役立ちそうな情報をご紹介していきたいと思います。

今回、紹介したい情報は、「公益社団法人 日本心理学会 もしも「距離を保つ」ことを求められたなら:あなた自身の安全のために(Keeping Your Distance to Stay Safe)」(https://psych.or.jp/about/Keeping_Your_Distance_to_Stay_Safe_jp/)です。

このネット記事では、家に留まったり、自粛したりといった「他者と距離を取る」生活によって起こることとその対処が紹介されています。
大きな環境の変化により、普段通りの生活ができなくなってしまうと、様々な感情を抱きます。
しかし、環境への変化に対応することに夢中になってしまい、自分の状態や感情に注意が向かなくなってしまいがちです。
また、みんなが同じ環境下にあるので、その感情を感じるのはおかしいと思い、感情を抑えてしまうかもしれません。
そうなってしまうと、結果として心身の調子を崩してしまいます。
だからこそ、この記事に紹介されているような起こることを理解し、注意深く対処していくことが大切です。

対処していく上では、日常生活を出来る限り安定させることが必要です。
ぜひ、この記事の内容を参考にしたり、皆さんにとって信頼できる人と相談したりしながら、皆さんなりの工夫をして過ごしていってください。

その他、「日本赤十字社 『感染症流行期にこころの健康を保つために』シリーズ」(http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200327_006138.html)も参考になるので、ぜひ、ご覧ください。
このサイトでは、①「隔離や自宅待機により行動が制限されている方々」、②「隔離や自宅待機されている方の周りにいる方々」、③「高齢者や基礎疾患のある方・ご家族の方」それぞれのパターンに沿って役立つヒントが紹介されています。

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