今月のキウイではプレゼンプログラムを行いました。
今回も「キウイのみんなで楽しめる30分程度のレクリエーションの企画」をテーマに各グループで計画を練っていきました。
2チームそれぞれが企画したレクリエーションをご紹介します。
Aチーム 「ディクシット.亜種」
Aチームは準備時間いっぱいを使って熱心に話し合いを行っている様子が印象的でした。
真剣な表情でレクリエーションの細かな部分について話し合いを重ね、計画の練りこみを行っていました。
また本番では、デモンストレーションを行うという工夫も取り入れていました。実演を通して、資料に書かれているような「名詞のギャップの面白さ」・「想像力の駆使」・「協調性が問われる」というイントロダクションで示した内容を上手く伝えることができていました。
Bチーム「チーム対抗ボードゲーム大会」
Bチームは準備から本番まで、それぞれのメンバーの持ち味を生かして活動している様子が印象的でした。話し合いの意見出しや調整を担う人・資料作成に役立つようなメモを丁寧に作成する人・資料作成の細かな点に配慮する人・イラスト等の演出を担当する人…それぞれが光っていました。本番では、イラストやカラーを用いた目を引く資料を提示できていました。加えて、聞いている人の笑いを誘うような導入で、楽し気な雰囲気を演出していました。
2チームの発表について、以下の項目から評価をしました。
①分かりやすく、制限時間を守れたプレゼンである。
②テーマに対する提案内容が作りこまれている。
③チームで協力しようとしている様子がわかる。
④プレゼンを聞いて心が動かされた。
結果は、Aチームの勝利でした!
今回の勝因は、デモンストレーションを通して、チームの提案したゲームの面白さや狙いを実感してもらったことが大きいと思います。また、キウイの中では良く知られたゲームであるディクシットにアレンジを加えて新鮮に取り組めるものにできたことも、心を動かされる大きな要因になったように思います。
各チームの発表から、レクリエーションの内容が既存のボードゲームを用いて行うという点で過去のプレゼンで提案されたものとは異なる着想から計画が練られていたように思われました。
一つのゲームを選んで内容をアレンジする計画を練ったAチーム、複数のゲームを組合せチーム内で戦略を練ることの面白さを提案したBチーム…どちらも斬新で興味を引くものとなりました。
今後、プレゼンプログラムでレクリエーションを計画する際の新しい視点を提供するものになったのではないかと思います。
最後に今回のプレゼンプログラムは初参加の方も多くいました。
そのため、手探りの不安感や話し合いを通して新しいアイディアを生み出すことの難しさ、発表への大きな緊張を強く感じた方もいらしたように思われます。
その中でも今回、各チームが時間内にそれぞれの持ち味を生かした資料作成をし、よく準備された発表ができた
のは、同じ手探り感や難しさや緊張を共有し、共に支え合って乗り切れたチームメンバーの存在は大きかったのではないでしょうか。
それぞれの個性で補い合い、乗り越える…そんな仲間(ピア)がいてくれることで、私たちは不安や緊張の中でも何か行動を起こすための力を手にすることが出来るのかもしれません。
改めて、共に試行錯誤し、支え合う仲間の大切さを実感しました。
このようなピア感覚や自らが行動した体験を積み重ねていくことが安心感・自信等…多くの力に繋がっていくのではないかと思います。
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