2024年6月1日土曜日

2024年6月のプログラム

皆様、こんにちは。

キウイスタッフの鈴木です。

6月のキウイのプログラムをお知らせします。


また、もうすぐ仕事に戻られる方に、キウイの感想や役に立ったプログラムを聞いてみました。

○休職の原因とリワーク利用に至るまでの経緯
 3年前に母が死去、その半年後に愛犬も死去と、家族やペットを同時期に亡くし、それに伴う相続や諸手続きを1人で行わなければならなかったため、心身共に非常に辛かった。そのような状況で、母の死去の直前に今までと業務内容が大きく異なる職場に異動になり、心身の余裕のなさから、業務を覚えたり遂行することが非常に厳しくなってしまった。健康面では、1人暮らしになって体調管理がうまくいかず、昨年の猛暑でさらに体調を崩してしまった。
 そのような状況で昨年夏に今までの疲労の蓄積が一気に表面化し、出社後に不快感で午後半日を医務室で休養する事態になり、産業医の先生からの助言によって、最終的に休職の決断に至った。その半月後の心療内科の受診時に、主治医からリワークへの参加を勧められた。

○リワークを利用してみての感想
 以前は、ほぼ常時マイナス思考で自分を責めることが多かったように感じていましたが、キウイの各プログラム、特にコンパッションのプログラムで思いやりの気持ちを持つことや、心理教育の資料を読むことを通して、自分自身を思いやり、労いの心を養うことによって、常にではないですが、ポジティブな気持を持つことができるようになったと思います。
 ストレス場面で認知をよい方向に変えて、自分への悪影響を和らげることができるようになったり、アセスメントシートの作成とストレスコーピングを通じて、体系的なストレス分析、対処の方法を学び、活用できるようになったと感じます。
 行動記録表でその日の計画と実績を記入し、最近では翌日の計画も立てて記入することにより、規則正しい生活リズムを強く意識するようになりました(規則正しい生活リズムを十分に実現できている、とまでは言えませんが。)。
 また、副次的な効果ですが、リワーク参加者のお話を聞いて自分も影響を受けたり、時間的にも心身にも余裕が持てるようになったこともあって、少し遠い場所でも自転車や徒歩で移動する機会が増えたり、欠損個所の入れ歯の作成、歯周病治療、遠近両用眼鏡の作成、風しんの抗体検査など身体的な課題に対処できたり、服装やヘアスタイルなども以前より強く意識するようになったり、人と接することの喜びを感じるようになって、妹や友人、知人に自ら連絡を取り、会いに行く頻度が戻ってきているように感じます。

○役に立ったプログラム
・『アセスメントシート』、『ストレスコーピング』
 休職に至った状況、心身の状態を書き出してストレスの原因を分析し、認知面、行動面、気晴らしの面でそれぞれのストレス対策を検討した。また、グループ内での話し合いを通じて、自分や他のメンバーの問題を共有し、お互いにより良い対策を練り上げていった。
・『認知再構成法』
 ストレスの状況について、考え方(認知)を変えることによって自分の心理面での悪影響を和らげる方法を学ぶことができた。
・『行動記録表の記入』
 毎日の時間ごとの行動を記録し、それを基にして規則正しい生活リズムをイメージして実現する。また、数日先の予定を立てて、計画的に規則正しい生活を送れるようにすることを考えるようになった。
・『軽レクの企画、運営』
 3人の担当者間で企画の立案、進行方法などについて打ち合わせをして決定し、リワーク参加者にプレゼンを行う。その後、参加者と共に設営資料を作成し、デモ、本番の進行を行った。また、実施後に参加者から意見を集めてそれを基に振り返り、次回に向けて改善点を担当者間で話し合い、次回に反映させていった。計画・企画能力の向上、協調性、責任感、PDCAの推進能力、管理者への報告・連絡・相談する能力の回復を図ることができた。
・『アサーション』
 相手を尊重しつつ、自分の意見を主張する方法を学び、具体的な例文を考えた。自己表現が苦手な自分にとって非常に勉強になった。
・『ヨガ』
 現在の体調を把握しつつ、より良い体調の整え方を学び、リワークの場で実践できた

かたやまクリニックのHPはこちら