2018年9月28日金曜日

うつ病と疑われる症状には、どのようなものがあるのか?


キウイは、うつ病などによって休職された方が復職し、再休職しないように支援することも目的としています。
「うつ病」という言葉を聞くと、”気分が滅入る病気”とイメージされるかもしれませんが、それだけではありません。
そこで、今回は、うつ病と疑われる症状にはどのようなものがあるのかご紹介したいと思います。

①身体症状
(例)
・首や肩、腰の痛み
・体のしびれ
うつ病は、心の病なので身体症状をイメージしにくいかもしれません。そのため、はじめは整形外科などに通ってみるもののなかなか改善せず、めぐりめぐってうつ病だったとわかる方も多くいます。めぐりめぐっている間に、うつ病の状態がどんどん深刻化してしまうこともあります。うつ病には、身体症状もあることを覚えてほしいなあっと思います。

②睡眠の変化
(例)
・夜中に何度も目が覚めてしまう
・朝、起きることができない
・寝ようと思っても、なかなか眠ることができず何時間もたってしまう
睡眠の変化は、うつ病に特徴的な症状です。そのため、キウイのプログラムでも睡眠をテーマにすることが多くあります。また、睡眠の改善には服薬も重要で、キウイでは医師と協力して利用者様のサポートをしています。

③気分の落ち込みや意欲の低下といった精神症状
(例)
・気分の落ち込み
・朝の気分の悪さ
・意欲の低下
・今まで楽しいと感じていたこと(趣味など)が楽しいと感じられない
うつ病と聞いてイメージしやすい症状がコレかと思います。ただ、精神症状といっても表れ方は、人によって多少異なってきます。例えば、気分の悪さと言っても、平日の朝に強く感じる人もいれば、日曜日の夜に強く感じる人もいます。

このようにうつ病といっても様々な症状があります。そのため、人によって症状の表れ方も異なります。ある人は、睡眠の変化と精神症状が表れるかもしれませんが、別の人は、身体症状のみが表れるかもしれません。
また、回復の過程もすべての症状が同じスピードで回復するわけではありません。精神症状と身体症状は、休職してすぐに改善するかもしれませんが、睡眠の変化はなかなか改善しないこともあります。

うつ病は、人それぞれ症状が異なり、回復過程も異なることを知ってほしいと思います。

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https://www.urawamisono-katayamaclinic.jp