2018年11月16日金曜日

リワークで必要なこと『精神科に対する抵抗を和らげること』


厚生労働省が3年ごとに全国の医療機関に対して行っている「患者調査」によると、平成26年に医療機関を受療したうつ病・躁うつ病の総患者数は112万人です。
また、10年、20年前と比べると、精神科クリニックの数が増えたと感じられる方も多くいるのではないでしょうか。
それにより、症状が悪化する前に早めに治療を受けられる方も多くいます。
また、そのように早めに治療を受けられ方の方が、休職期間も短く、復職後も安定している印象です(リワークを利用された方に限りますが)。

しかし、治療機関が増え、うつ病という病気が広く知られるようになった一方で、精神科にかかることを敷居が高いと感じられる方も多くいます。
実際にキウイでも、利用してすぐの方からよく「まさか自分がうつ病になるとは思わなかった」、「精神科の病院に来ることにとても抵抗があった」といったお話をよく聞きます。
このような気持ちが強ければ強いほど、「普通の人は、普通に働けているのに、働くことができないなんて、自分は無能だ」と思い、外出や周囲の支援を求めることが出来なくなるため、回復の重大な妨害要因となるとされています。

そのため、キウイでは、様々なプログラムを行っていますが、そのような気持ちを和らげることがとても大切だと感じています。
その気持ちを和らげることが、休職し復職された方がよりよく生きるうえで力になると考えているからです。

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