2019年1月9日水曜日

感情をヒントにストレス場面に対処してみる

1月7日は、『認知再構成法』プログラムを行いました。
このプログラムは、月に1度、行われます。
毎月、行うことで、認知再構成スキルのレベルアップを図っています(笑)。
認知再構成法の詳しい内容については、こちらをご覧ください。

月に1度、行いますが、毎回、スタッフとしても発見があります。

今回、スタッフが感じたのは、「バランスの良い思考を導き出すためには、ストレス場面で感じている感情をヒントにすることが大切なのかも?」っと言うことでした。

認知再構成法は、ストレス場面で感じているネガティブな感情(怒り、不安など)を、考え方(認知)を修正することで、和らげる方法です。
しかし、いざ認知を変えようとワークシートに取り組んでも、なかなかうまくいきません。

そういった時には、最終的に和らげる対象である感情をヒントにしてみても良いかもしれません。
例えば、
怒りは、「自分にとって大事なものを傷つけられた」というサインです。
そのため、新たなバランスの良い思考としては、「再び傷つけられることのないように、怒りの対象と距離を取りつつ、傷ついた自分を癒す」ような思考が効果的かもしれません。

悲しみは、「自分にとって大事なものを失ってしまった」というサインです。
そのため、新たなバランスの良い思考としては、「大事なものを失ったことを認め、とても大事だったことを感じ、その上で、前を向かせる」ような思考が良いかもしれません。

不安は、「わからない」というサインです。
わからないあまり、いろいろな場面をイメージしてしまい、余計に分からなくなってしまいがちです。
そのため、新たなバランスの良い思考としては、「分からない気持ちを認めつつ、目の前のことに対して注意を集中し、次の行動のみ考える」ような思考が良いかなあって思います。

このように感情は、その時々の自分の状況を教えてくれるアラートです。
そのアラートの意味を理解することで、考え方や行動を変えることに役立つかもしれません。

かたやまクリニックのHPはこちら
https://www.urawamisono-katayamaclinic.jp